足立先生を偲ぶ会

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私の住宅設計の師である
足立丈夫先生が亡くなられて二ヶ月。

昨日、 [ 偲ぶ会 ] が天王洲アイルにあるヨットクラブで行われました。

芸大建築科と教大付属の同級の方々が発起人となり
建て主、工事業者、そして元所員の私たち。
それぞれの心に残る足立先生の思い出話しをしながら
お別れをしました。


私が足立先生の事務所にお世話になるきっかけは
本当に偶然の中の偶然。


有名大学も出ていない (建築は専門学校で二年間だけ)
アトリエ系の事務所にも居たことがない私に先生は
「 君はうちで皆と一緒にお昼を食べなさい。」 であっけなく採用。
(事務所ではお昼のまかないがあった。)

体調を崩していたという最悪のタイミングだったので、しょうがないのですが
真夏に青白くヒョロ~っと登場したのがよほど強烈だったらしい。(笑

でもその最悪のタイミングの、一瞬の偶然のお陰で
素晴らしい住宅設計の手法を間近で勉強させていただけたことは
今の私の礎になっています。

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事務所退社後も事あるごとに声を掛けていただき
持論を展開しつつ、悩む私にヒントと勇気をくださいました。

入院中に一緒に食べたお昼ご飯が
先生と最後に囲んだ食卓 (まかない) になりました。


風もなく暖かな日に先生とお別れができてよかった。
先生、本当にありがとうございました。

ご冥福をお祈り申し上げます。
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Commented by offsidegallery at 2009-12-04 23:45
素敵な素晴らしいお話ですね・・・
足立先生には、お人柄も見抜く目がおありだった
のでしょう。
寂しくなりますね。
ピコパパママ
Commented by studio-tsumugi at 2009-12-06 17:59
ピコパパママさん まだ「見舞いに来なさい。」電話が掛かって来そうな気分です。
私の中での建築家像は足立先生でした。
スマートだけどどこかクセが強い感じ。
時代ですね。
Commented by M at 2017-07-24 20:12 x
「足立丈夫」を検索したら辿り着きました。変なご縁がありました。一人娘のKさんより年下の小娘の私を可愛がって下さり、私の食べっぷりを誉めて下さいました。入院中は何度か自作の弁当を差し入れするよう指示を受け、焼酎と一緒に持参しました。懐かしいです。亡くなる前週に「痛いんだよ」と電話があり「また来なさいね」が最期の言葉でした。先生自作の箸が形見みたいに手元にあります。懐かしい。一人言失礼しました。
Commented by studio-tsumugi at 2017-07-27 15:21
M様、コメントありがとうございます。
お見舞いに行った時にお弁当を持って来てくれる方がいらっしゃると先生から聞いたことを思い出しました。あのお箸、お持ちだなんて羨ましいです。
私は娘さんと同じ歳だったこともあり、一人暮らしをずいぶん気に掛けていただきました。
仕事で数日留守にしていた間に留守番電話に入っていたメッセージ「また見舞いに来なさい」が最後でした。足立先生とのことを思い出す好い時間をいただき感謝いたします。
by studio-tsumugi | 2009-12-03 21:19 | my favorite | Comments(4)