土砂災害区域の建築

九州の豪雨災害は本当に大変なことです。

どこで起きても不思議ではない自然災害。
備えあればといいますが...
建築に関しては費用もかなり高額になるので難しい問題でもあります。

これから着工する家は「土砂災害警戒区域」に入っています。
土砂災害防止法の区域には「警戒区域」と「特別警戒区域」があり
対策に大きな違いがあります。
「警戒区域」は災害情報の伝達や避難が早くできるように市町村が警戒避難体制の整備を図る。
「特別警戒区域」は居室を有する建築物は、作用すると想定される衝撃等に対して
建物の構造が安全であるかどうか建築確認がされます。
即ちガケが崩れてきたり土砂が流れて来た時に構造が安全である家
又は構造が安全である高さ2mの塀を造るとしなければ家を建てる許可が下りません。


「特別警戒区域」でなかったことに安堵しただけでいいのか?
地域全体が山から続く地形のため気持ちは複雑ですが、ホッとしたことは間違えありません。
もちろん、確認申請で東京都安全条例のガケに対する検討もしっかりクリアしているので
問題なく建築可能な住宅です。
そう言っている時点でやはり安全より費用を優先に考えている自分に気付き悩む…

「昔から代々暮らして来た土地だし何かあっても仕様がないよ」 と建て主さん。
どこまでやっても完全はないと分かってはいても、やはり難しい問題です。


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by studio-tsumugi | 2017-07-12 14:15 | お仕事中 | Comments(0)