2006年 08月 31日
漆喰塗り・3
前回の 『 漆喰塗り・1 』 で4回塗り重ねると書きましたが、
木摺りから5回塗り重ねるが正解、失礼しました。 それにしても凄いです。
先ずは前回の 『 尺とんぼ 』 の上に藁入り砂漆喰を塗った状態、これで2回目の塗り。
なんとなく菱状に貼ったとんぼの存在が分かりますよね。
ここで調度夏休みに入り、うまい具合に乾燥期間が取れました。
そしていよいよ3回目の塗り。
これが3回目+4回目の作業だったのです。
3回目は塗りながらそぎ落とすように塗り、直ぐに追っかけで4回目を塗り重ねます。
細かい作業です。。。
そしてこの写真が5回目になる仕上げ塗りが終わったばかりの状態です。
漆喰は塗ったばかりだと藁が目立ちます。 でもどんどん乾燥すると。。。
前の写真から一週間経った状態です。
ほら!漆喰の白が際立って、藁の存在が薄くなったでしょ~♪
だから最初に藁を混ぜる量が 多いかな? と思っても全然平気だったりします。
藁入り漆喰の場合、コテであまり押さえつけると藁が起きてしまうので
見た目がフワッとした仕上がりになることもあります。
どれくらい抑えるかは職人さんによってまちまち。
この職人さんは平に抑えながらも藁が起きていないピシッとした仕上がりになりました。
木摺りからだいたい4分(12㎜)塗られた漆喰はやっぱりどこか違う!と
作業工程をず~っと見ていた私は感動するのでした (^-^)
漆喰作業の時はふのりの甘い香りに包まれた現場も、
また桧や杉の香りで満ちています。
あと少し、頑張るぞ~♪
by studio-tsumugi
| 2006-08-31 14:34
| お仕事中