c0022913_1062027.gif自宅へ戻る第一号のご家族が仮設住宅から引越しをする日、
調度私も立ち会えた。

思いもしなかった形でこの小さな仮設集落の住人になったいくつもの家庭。
晴れ晴れとした喜びと残される不安。
見送る側の入り混じった表情に、なんとも言えない気持ちになった。



そして今日、あれから一年。
書き始めた[記憶]は一回で止まっている。

それでも実家の設計監理をする、
この発展的な仕事に係われていることが、まだ私の心を救ってくれているのかもしれない。


c0022913_1092518.gif柏崎刈羽原子力発電所が停止し、火力発電に切り替えた影響で、二酸化炭素排出量が増えると東京電力のまとめ。
原発は安全でクリーンだと問題を掏り替えようとしている気がしてならない。

そして昨夜のニュースでは風力発電による健康被害が取り沙汰されていた。
自然災害、人災、そして
エネルギー災害。


空は青くって、海も青くって、
その上心も清々しい!と思える日が、一日も早く来ることを願って止みません。

また新潟独特の蒸し暑い夏が始まります。
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by studio-tsumugi | 2008-07-16 10:36 | 新潟県中越沖地震の記憶

* 柏崎の家 * の工事が春からようやく始動します。 
そろそろ新潟県中越沖地震のことを書いていこうと思う。
これは [記録] ではなく、私の中の [記憶] です。


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2007年7月16日、あの日母は私の隣に居た。
連休を利用して東京に出てきていた。
夕方には新幹線で新潟へ帰る予定で、それまでの時間美術館でも行こうか、
なんて話をしながら私の家でお茶を飲んでいたところに、大きな揺れが来た。

テレビをつけると震源地は新潟県、しかも柏崎市。
どんどん映し出される被害映像に母と食い入る。
繋がらない電話に八方手を尽くして状況収集する。
やっと携帯メールで家族と直接連絡が取れ、
ケガなく全員無事であることと小学校に避難していることを確認。

当然交通機関は全てストップ。
「背がまた縮んだかな」とズボンの裾が靴に引っ掛かるのを気にしていた母は
その晩、私の部屋で困難に備えて動き易いように裾上げをした。

翌日、携帯電話で話すことが出来るようになった。
小学校の体育館には一泊しただけで、既に自宅の庭でキャンプ生活を始めたと言う。
「やることはいっぱい残しておくから東京でゆっくりしてなさい。」と明るく母を気遣う父。
「はいはい」と、とりあえず返事をしていた母は
なんとか市内に入る迂回路を見つけたと親戚から連絡が入ると、早速手はずを整え、
翌日には想像が困難な新潟へと帰って行った。

私が新潟出身だと知る多くの方にお見舞いの電話、メールを頂いた。
仕事柄、こんな時だからこそ帰省するんでしょ?と言われるたびに胸が痛んだ。
何故なら新潟の家族の一番の願いが 「絶対に来てはいけない」 だったのだから。
安全や仕事のこと、まったくのボランティアとは違う立場の私を家族として心配する気持ち。
そして被災地に頭数が増えることの大変さ。
これ以上の心労を掛けずにいる手段は、「東京待機」 だった。

家がダメらしい。
毎日の父や姉との連絡で、どんどん厳しい現実が伝わって来る。
私の周囲のお見舞いにも、あまり多くを知らせなかった。
湧き出そうな不安と感情を、口に出さないことで抑えるのが精一杯だった。

家を片付けるから手伝って!
ようやく新潟入りの許可が下りたのが8月3日の夜。
仕事を調整して、毛布・食料・生活雑貨をレンタカーに積み込み、
8月7日、まだ日が明けきらない早朝、新潟に向かって出発した。

                                                     
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by studio-tsumugi | 2008-03-19 14:14 | 新潟県中越沖地震の記憶

神頼み

            綺麗なべべ着た雛たちが 手を引かれてヨチヨチ歩く

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府中での打ち合わせが終わり時計を見たら、まだ10時。
昨日は天気もよく、秋らしい朝の空気がまだ気持ちいい。
思いのほか早く体が空き、直ぐに事務所に戻るのはもったいない!と
駅を通り越し、欅並木から大國魂神社の参道を歩く。

両親、祖父母に手を引かれた子供がちらほら。
そうか、七五三ね。

この地震で実家ではいろいろな物を処分した。
その中には愛らしい飾りの付け帯も。。。

気が付けば東京での生活の方が長くなってしまった。
時間と共に私の部屋は甥っ子の場所となり、
実家の存在も徐々に変わっていった。

予想もしていなかった大きな変化となったけれど、
気持ちを切り替え頑張るか。
と手を合わす。

どうか一日も早く、平穏な日常が戻りますように。
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by studio-tsumugi | 2007-10-26 10:26 | 新潟県中越沖地震の記憶 | Comments(6)

ただいまです。
休みとも仕事とも言い切れない数日は柏崎に行ってました。
予想していた通り、ただただ疲れました。。。(‐ ‐


         久しぶりに見る日本海は雨のせいもあって、いっそう寒々しい。
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         この下には地震の時に崖崩れで埋もれた「青海川駅」があります。
                海に一番近い駅としても有名ですよね。
                      復旧してよかった。



               いろいろと調べ物をするために市役所へ。
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           みんなずーっと頑張って来たんだよ。 でもまだまだか。。。



             前回、再会出来なかった大好きな君に会いに行く。
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            陸から海を見つめる毎日に、ちょっとご機嫌斜めか?
                   来年は一緒に遊びたいね。
                せめてそれくらい、夢をみさせておくれ。


                               明日からまた平常通り、頑張ります!
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by studio-tsumugi | 2007-10-01 23:40 | 新潟県中越沖地震の記憶 | Comments(8)



     あまりにも突然に姿を変えた現実を ただ受け止めるだけで 精一杯だった

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覚めない夢はない

これは現実ということ

違う風を送り込む 

いつだってそれが私の役目

見せましょう

底力

汗とホコリにまみれて思い出を処分する

懐かしい話しをしながら
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by studio-tsumugi | 2007-08-11 12:12 | 新潟県中越沖地震の記憶