カテゴリ:お仕事中( 403 )

土砂災害区域の建築

九州の豪雨災害は本当に大変なことです。

どこで起きても不思議ではない自然災害。
備えあればといいますが...
建築に関しては費用もかなり高額になるので難しい問題でもあります。

これから着工する家は「土砂災害警戒区域」に入っています。
土砂災害防止法の区域には「警戒区域」と「特別警戒区域」があり
対策に大きな違いがあります。
「警戒区域」は災害情報の伝達や避難が早くできるように市町村が警戒避難体制の整備を図る。
「特別警戒区域」は居室を有する建築物は、作用すると想定される衝撃等に対して
建物の構造が安全であるかどうか建築確認がされます。
即ちガケが崩れてきたり土砂が流れて来た時に構造が安全である家
又は構造が安全である高さ2mの塀を造るとしなければ家を建てる許可が下りません。


「特別警戒区域」でなかったことに安堵しただけでいいのか?
地域全体が山から続く地形のため気持ちは複雑ですが、ホッとしたことは間違えありません。
もちろん、確認申請で東京都安全条例のガケに対する検討もしっかりクリアしているので
問題なく建築可能な住宅です。
そう言っている時点でやはり安全より費用を優先に考えている自分に気付き悩む…

「昔から代々暮らして来た土地だし何かあっても仕様がないよ」 と建て主さん。
どこまでやっても完全はないと分かってはいても、やはり難しい問題です。


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by studio-tsumugi | 2017-07-12 14:15 | お仕事中 | Comments(0)

植栽で家は潤う

マウンテヴューの家の造園工事が終わりました。
名前の通り山に囲まれた家なので植栽は控えめにしましたが
緑があると家の佇まいが変わり、潤いを感じます。

玄関までのアプローチは横からアクセスするようにあえて正面に坪庭を配置。
メインツリーはアズキナシ、低木にシロヤマブキとヒメズイナ、下草にヤブコジとミズヒキ。
お隣さんの車出し入れに支障がないよう、手前にはタマリュウを敷き込みました。
庭へのアプローチ側には木製階段下にユキヤナギ。いずれブロック上から枝垂れるでしょう。
庭はあえて真ん中にメインツリーのヤマボウシ、階段とウッドデッキ横に常緑のナンテン。

造園屋さんに植えていただいた樹木は里山に自生している植物でまとめ
これから住まい手がご自分たちで作る余白も残しました。

最近はコンクリートで覆われてしまった住宅街も見かけますが
小さくても緑のある住まいはグッと素敵に見えます。


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by studio-tsumugi | 2017-06-25 15:02 | お仕事中 | Comments(0)

損な性格

二週間休みらしい休みがなかった。
住宅設計は土日や祝日に建て主さんと打合せをすることが多い仕事。
そのかわり平日休んだりするのだが、これがまた丸一日にならないことも。。。
現場から電話が掛かって来たり、メールの返信をしたりと
便利な世の中のシワ寄せが自分にくる。。。

昨日も休みにするつもりが、頭の中に不安がモヤモヤっと広がり出す。
現調した寸法をチェックすると、どう見ても怪しい数字がある。
写真を見てもその部分が確認できるデータがない。
さて、どーする。
翌日早朝に再計測に行くか?
いやいや、今から行けば日没までに間に合う!
休みだからと割り切れないのは損な性格と思うけれど
穴は自分で埋めるしかない立場なので仕方ない。
先延ばしにして後悔するより、動いちゃった方が気が楽だしね。

ものの15分で終わる作業に片道2時間のドライブ。
お蔭ですっかり日が暮れた帰り道は、頭の中のモヤモヤが消え気分が良かった。
やっぱり損な性格(笑


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by studio-tsumugi | 2017-06-06 18:21 | お仕事中 | Comments(0)

あきる野市で工事が進んでいます「耕す庭の家」の完成見学会を行います。
構造・仕上げ、そして見えない下地材にも全て東京の山で育った木を使っています。

建て主さんは地産地消を大切に考える若いご夫婦。
すっきりと暮らせるように収納をしっかり作ったシンプルな間取りと
庭の畑作りや子供の成長に合わせて何れ間仕切る2階など
これからが楽しみな小さな家です。
新築やリフォームを考えている方はもちろん
無垢の木の家を体感してみたい方も遠慮なくご参加いただけます。
是非お運び下さい。

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日にち:平成29年6月3日(土)
集 合:13:11 JR五日市線 秋川駅改札前(駅より徒歩10分)
見 学:13:20〜15:00 設計と大工のお話し付
参加費:500円/一世帯
概 要:木造2階建て 約25坪

※案内が駅改札でお待ちしています、13:11着の電車でお越し下さい。
※車の方は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
※個人住宅のため事前に申し込みをいただいています。

◆お申込み・お問合せ先◆
?東京の木で家を造る会事務局
 電 話:042-588-5990(月−金10:00〜17:00)
 メール:office@forest.gr.jp(件名に「見学会参加希望」とお書き下さい)

?スタジオ紡建築設計事務所
 電 話:042-389-2890
 メール:toshiko@studio-tsumugi.net(件名に「見学会参加希望」とお書き下さい)

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by studio-tsumugi | 2017-05-28 14:48 | お仕事中 | Comments(0)

暮らしやすさを考えて

大工さんのお知り合いの若いご夫婦の家を設計した。
私も大工さんも自然素材や無垢の木を使った手刻みの家造りを得意としているが
検討や打ち合わせを重ね、最終的にはプレカットで建材を使う家となった。

だから私は設計しません、とお断りはしません。
使う材料や工法は違えど、私にお願いしたいと思っていただけたことが素直に嬉しい。
とてもお世話になっている大工さんのお知り合いというだけでなく
とても明るく素敵なご家族に少しでも気持ち良く、安心・安全に暮らしてほしいから
いつもと同じ様に設計をしました。

無垢のフローリングはキズが心配ということだったけれど、天井なら大丈夫だよね?と
大工さんもどこかに無垢材を使いたくてウズウズ。
節は気にならないというので、急遽現場でリビング天井を板張りに変更。

みんなで知恵を出し合いながら暮らしやすい家を考える。
そんな現場だからだろうか? ハトが巣を作ってしまった(笑


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by studio-tsumugi | 2017-05-19 20:19 | お仕事中 | Comments(0)

雨対策

久しぶりに雨が降りました。
もう少しザーザー降りになってほしかった、なんて身勝手なことをボソリ。
と言うのも、計画中の敷地の雨天時状況を確認したかったから。
ほぼ平坦な土地なら後から検討もできるのですが
高低差があると雨が悩みの種を生むこともしばしば、だからです。

実際にこんなことがありました、写真は以前設計したお家。
北側は宅地造成工事で造られた高さ2mの擁壁がそびえ立ち
地盤はほぼ浸透しない土質。
擁壁の継ぎ目から雨水が染み出てくるわ
30㎝高くなっているお隣さんの宅地から逃げ場を失った雨水まで流れ込むわ
大雨の後は敷地がビオトープ状態に(汗

お隣を建築したハウスメーカーは太陽光発電を乗せることは勧めても
雨水対策まではアドヴァイスしなかったのでしょうね。
入居後いろいろ対策を試みたようですが、雨の時は毎回大変そうで…

今更お隣さんに「こっちに水が流れないようになんとかしてください」
と言っても無駄な軋轢を生むだけですし、擁壁からの水対策もしなければいけません。
何もしなければ雨の後、何日も水溜りが残りジメジメとして建物を傷め
夏は蚊が湧く原因にもなります。
本気でビオトープにするような場所でもないですし…

そこで建て主さんには
南の庭以外はコンクリートにして擁壁下にはU字溝を敷設し
お隣さんの雨水もU字溝から排水管を通し排水する提案をしました。
費用が掛かるお話しですが、想定できる問題は早い段階で策を練るに限ります。
お蔭で雨が降っても水溜りが出来ることはありません。本当に提案して良かった。

次の雨予報は土曜日。
計画したプランは敷地環境に対して無理がない建物か?
想像して来ます。


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by studio-tsumugi | 2017-05-10 19:17 | お仕事中 | Comments(0)

プチ見学会

2年前に完成した建て主さんのお宅へお客様をお連れして単独見学会。
急な訪問のお願いを快くお引き受けいただき
さらに説明は奥様に、BGMはご主人様に任せっきり。
この上ない安心感♪(^-^)

こうして年月を重ね始めた住まいに
こんな風におじゃまさせていただけることがどれだけ幸せなことか。
経験が増えるごとに実感します。


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by studio-tsumugi | 2017-03-03 11:21 | お仕事中 | Comments(0)

嬉しくて淋しいお引渡し

お引渡しが無事にできる。
とても嬉しくほっとするけれど、それと同じくらい淋しくなる。

今までは建て主さんにスリッパを出し、気を付けてと言いながら現場を案内していたのに
これからはおじゃましますと言って、迎えられる立場になる。
この家も建築物から住まいへ変わるのです。

幸せな淋しさを感じられるほど、精一杯仕事ができたことに感謝。


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by studio-tsumugi | 2017-02-14 19:05 | お仕事中 | Comments(0)

明日は完成した 「マウンテンヴューの家」 のお引渡し。

木造住宅と言っても幅が広く、私が設計する家の殆どは無垢の木を使っている。
お掃除はどうしたらいいのかしら? と最初は心配になる方も多いので
無垢の木の特徴とメンテナンスをまとめたものを、建て主さんにお渡しするようになった。

メンテナンスと言っても正直たいそうなことはない。
シンプル過ぎるくらい簡単なことばかり。

無垢の木の性質を不具合と感じる人もいるでしょう。
でも実はそれが優れた部分であることが本当に多い。

いつも建て主さんにお伝えしていること。
心地良さを求めるのなら、特徴も受け入れてあげてください。 (^-^)


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by studio-tsumugi | 2017-02-10 20:39 | お仕事中 | Comments(0)

一年目のお宅訪問

一年前にお引渡ししたお宅を訪れた。

テレビの上の棚がまだ空いているので尋ねたら
飾る物を選んでいる途中だとか。
見渡せばカレンダーも端っこに貼ってある。
以前の住まいは長い歴史を物語るように
沢山の物が飾られ、カレンダーがあちらこちらに貼ってあった。

時計はどこに掛けたらいいかね?
80を超えたお父様に相談された。
壁掛けは私が来たら相談するつもりだったらしい。
もっと早く足を運べばよかった。


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by studio-tsumugi | 2017-02-06 15:54 | お仕事中 | Comments(0)